津の昔話
 
平治物語/津にむかしから伝わる親孝行漁師のおはなし【阿漕海岸】

むかしむかし、津がまだ安濃津と呼ばれてる頃のお話、平冶とゆう漁師がおったそうな平治は町でも有名な親孝行の漁師じゃった。平治はおっかさんと二人暮しじゃつた、平治はよう働きました、おっかさんもそんな平治が大好きじゃった、ところがある秋の頃おっかさんが、ふじの病にかかったそうな、平治は薬草やせんせいに見てもらったりして、一生懸命おっかさんの病を治そうと走り歩いたそうな、そのころ病に良いとゆわれる魚があったそうな、しかしその魚は伊勢神宮に奉納される魚で禁漁になっていたそうな、だんだん元気が無くなっていくおっかさんを見て、とても辛かった。そしてある夜とうとうその魚をとりに漁にでてしまったんじゃった、その魚を持ち帰りおっかさんに食べさせたそうな、おっかさんは、少し元気を取り戻したそうな、平治も、それからも一生懸命働いたそうな、そんな時に平治が禁漁の魚をとったことが、お役人様に見つかったそうな、平治は禁漁の魚をとった罪で、かわいそうに罰を受けたそうな、おっかさんは漁から帰らぬ平治を探しに浜辺までいったそうな、そこには、波際に打ち上げられた船と、平治のかぶっていたカサだけが、さみしく風に吹かれていたそうな・・・

今も親孝行な息子のお話にちなんで、津名物「平治せんべい、平治最中」が庶民にも愛されております。

光るお墓/現在も見れる不思議な現象【津市片田町】

ちょっとむかしのお話 津市片田に伝わる不思議なお話 夜くらくなってから片田のある道を通行中に起きた不思議な現象、むかし与作じいさんは農作業が忙しくついつい日が沈んでしまいました「はよ家に帰らなばあさんが心配しとるの」と思い、夜道を急いで帰ったそうな、空を見上げると星がとても綺麗じゃった。じいさんは「ばあさんに持って帰りたいもんじゃ」と思ったそうな、高い杉の木に登り始めたじいさんは、星がとれると思ったそうな、でも一生懸命に手をのばしたがむりじゃった・・・しかたなくまた家路をめざして帰ろうとしたその時ふと山の中を見ると”キラ”と光が輝いたそうな。じいさんは見間違いかと、もう一度山を見るとピカピカ光っているではありませんか、じいさんは「星がおちたんじゃ」と急いで、光の方向に走っていったそうな、無我夢中で走ったそうな ところがその光るものは無かったそうな、目の前には、なんとお墓があったそうな。じいさんは、急いで家に帰りばあさんに話したそうな、ばあさんは「じいさん星が田んぼにでも、写っていたんじゃよ」と言ったそうな。じいさんは、その夜星を取った夢を見たそうじゃ。おしまいおしまい

このお話は本当のお話で、私もその光るものをこの目で見ました。

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